横浜市泉区にある中田学童保育所たいよう・さんさん・そよかぜクラブ

COLUMN

コラム

学童保育とコロナ5

2020.06.07

4月1日~30日

 

4月に年度が変わり、緊急事態宣言前の春休みは新しい1年生もほぼ全員クラブに来て40人を超える登所の日が1~3日まで続きました。

1年生が来て、2年生以上の子ども達は緊張する1年生に声をかけて遊びに誘い、一緒に過ごしてくれました。

4年生もJC(ジュニアコーチ)になり
おやつ後の掃除の分担決めを5,6年生と同じように担ってもらって意識を高めていこうと思っていました。

しかし、新型コロナ感染症の全国での感染拡大に伴い、緊急事態宣言が発令されると同時に3月と同様の生活がまた始まりました。

今度は5、6年生だけが学校緊急受入の対象外となり、1~4年生は学校緊急受入を利用してもらい放課後からクラブで受入れを行うことになりました。

利用児童は社会の自粛傾向の強まりと共に、放課後児童クラブの利用も「必要な職種に勤める世帯の保護者の為に開所」という内容の要請に変わり、市からの通知を配布すると共に利用する児童の数は週を追うごとに減少していきました。

 

6日の週は30人台だった登所児童は、翌週には20人を切るようになりました。

1年生はコマを回せる子がいて、コマで遊んでいました。2年生以上はコマ戦もしています。
回せない1年生も指導員や上級生に教えてもらって挑戦して回るようになった子がいます。

 

公園では野球場で木登りをしたり、黒曜石を探したり、花も大分咲いてきたので摘んで持ち帰る子もいました。
ボールを使ってドッヂボールやせっちなども1年生も混ざって遊びました。

 

補助金で年度末に購入した遊び道具が室内でも外でも重宝しています。

一輪車やボッチャ、相撲マット、カードゲームやボードゲームも数種類新しく買いました。

人狼ゲームや立体四目、ジグソーパズルなどが流行りました。ごっこ的な遊びも盛り上がってます。社長がいて秘書やボディーガード、部長、課長、警備員など高学年と指導員にそれぞれ役職がついてお弁当を食べている時に成りきって妄想話が膨れ上がっています。

 

指導員も長期化する朝からの勤務に疲労がたまってきていたことと、利用児童が少ないので午前中の勤務体制を減らしてなるべく長時間の勤務の連続にならないようにシフトを組むように役員と相談して決めました。

その為、午前中の公園での活動は基本的に行わないことを保護者にも周知しました。

 

気が付けば2カ月半、一年の中で夏休み期間よりも長い一日保育勤務の連続なのです。

終わりの見えない状況と今後の予測を立てて、パートを含む指導員全員にあまり負荷がかからないような方法を取りたいと思いました。

 

メンタル面のケアもあります。

 

この間発熱した指導員が、そのままシフトを外れるケースが発生しました。感染してはいませんが
「もし自分が感染して子どもにうつしたらどうしよう」

「もし自分が勤務して子どもや保護者、他の指導員から感染し、家族にうつしたらどうしよう」

発熱しただけで、クラブに子どもに保護者にとても迷惑をかけてしまったと気に病んで家族と話し合った結果事態が落ち着くまで勤務を見合わせて欲しいという申し出が4月に入って数人からありました。

3密を避けられない職務内容に対して、緊急事態宣言後も開所継続という状況に対して怖さや責任を感じるのは当たり前のことなのだと思います。

一旦全ての指導員に今後も継続してシフトに入って頂けるかの確認をして、現在もシフトを作成しています。