さんさんクラブ みんなと遊びたいけど・・・
ある日のこと、さんさんクラブの近くにある公園で遊んでいた子どもたち。
ここの公園の近くには森があり、昆虫採集や探検をして楽しむ子どもたちが多くいます。
指導員からそのことを聞いた1年生たちが「森に行ってだるまさんが転んだをやりたい!!」と言い始めました。
(あ、探検じゃなくてだるまさんが転んだをやりたいのね。と内心思う指導員(笑))
「よーし!じゃ、みんなで行こうか!」と盛り上がっていると、それまで一緒に遊んでいたるりが、みんなの輪から離れたことに上級生のあおいが気付いて近寄って行きました。
指導員も様子を見守ります。
少しすると、話を聞いていたあおいが指導員のところにやってきて、るりが「虫に刺されるから、森には行きたくない・・・」と言っている様子。
るりは「他のみんなは森で遊びたい。でも自分の気持ちを伝えると、みんなを困らせちゃうな。自分が我慢すればいいや。」と言いました。
「どうしよう・・・」と困った様子のあおい。
「るりのだるまさんが転んだをみんなでやりたいっていう気持ちと森が嫌な理由を1年生たちに伝えてみたらどう?」と指導員がアドバイス。
「やってみる!」と1年生たちに伝えに行くあおい。
指導員はみんなから少し離れたるりの隣であおいと1年生の様子を観ていました。
話が終わったのか、るりのところに近寄ってきた1年生たち。
すると・・・
「みんなで公園でだるまさんが転んだをやろう!!」と1年生たちが言いました。
それを聞いたるりは「いいの・・・?」と少し戸惑っていましたが、
「みんなで遊んだほうが楽しいよ!!森はまた今度!!」と1年生たちが言ったのを聞いて、とっても嬉しそうなるり。
その後、公園には「だるまさんが転んだ!!」と楽しそうな声が響いていました。