横浜市泉区にある中田学童保育所たいよう・さんさん・そよかぜクラブ

COLUMN

コラム

学童保育とコロナ4

2020.05.17

3月26日~4月7日

 

春休みが始まりました。26日の前からすでに朝から開所しているが違うのは朝から学年関係なく登所してくること。

これまでずっとお休みをしていた子達も来るようになりました。

保護者の方は学校緊急受入が一時的になくなったことにより、在宅ワークや自宅で見ることが出来る方もいたとは思いますがずっと家で過ごしていて「友達に会いたい」「学童に行きたい」と言っているけど行かせていいのか?と判断に迷っている方もいました。

受入れる方としてもまだこの時期は緊急事態宣言が出るとも予想はしておらず、厳密に遠慮して下さいとは言えませんでした。

仕事を休める人や在宅で仕事ができる人もまだそこまで増えてもいなかったのです。

 

春休みは行事三昧でした。26日、27日、30日の3日間、ほぼ1日フル活用で「あそびの天才大会」略して “あそ天”を開催。普段子ども達が遊んでいることを種目にしてチームや個人でエントリーして対戦します。

種目の内容やルールは高学年の実行委員と相談して考えました。

今年はバドミントン、レゴと新種目も入れて、オセロ、将棋、マンカラ、カロム、トランプの大富豪、カードゲームのキレイがきらいと卓球。外で行うのは主にチーム戦のドロケイ、ドッヂボールなど。

種目数があまり削れず、結局1日の中で午前、お昼後、おやつ後にと振り分けても3~4種目もこなすというスケジュールに(笑)

遊びに競う要素を入れるのはやや抵抗もあるのですが、でもそれ以上に自分に自信を持ったり、他の子の凄さに気づけたり、応援したり教えたり、挑戦する気持ちが芽生えたり、悔し泣きをしたりといろいろな感情や成長、子どもの変化が見られるので子ども達に嫌!やりたくない!と言われない限りやってほしいものだったりします。

今年は1月に行なったコマとけん玉検定の時に1年生が全然のってこなくて、クラブからプレゼントしたコマも使われずにロッカーに眠っている子が多かったんですがあそ天の初日にケンカゴマのチーム戦をきっかけにコマを触り始める現象が…。

ケンカゴマは板の上に回したコマをひもで弾いて相手を倒す遊び。

普段は1対1で遊ぶことがほとんどですが、あそ天の時は順番を決めて倒されたら次の子がコマを回して生き残っていた方が勝ちにしたので回せない子もやるしかない。

でも急にやれと言われて回るほど簡単でもないので、コマがひもと一緒にすっ飛んでいく子が続出(笑)

回らない子が連続して上級生は指示にてんやわんや。

そこで何かを感じたんでしょうね。

「コマやろう」とふとしたすきま時間に今まで遊んでなかった子がやり始めるとその子に繋がっている子が「じゃあ、私もやる」と加わり興味を持った子が集まってくる。

そして気が付けばプチコマブームがやってくるんですよね。

やる気になった子ども達は無敵なので、めきめき上手くなるし上手くなると楽しくなってもっともっとってなる。

いつの間にか初心者軍団と思っていた低学年女子達がコマ戦をするまでのめりこむからやはりこの仕事は面白いと思ってしまいますね。

他の種目もいろいろドラマがあって今年も充実していました。

もう1か月ぐらい経とうとしていますが少しずつあそ天のおたよりを書いて配布しているので、たいようの保護者の方お楽しみに!

 

31日は年度の最終日。1~5年生と卒業式に日に相談をして6年生を送る会をこそこそ準備して行うことを決めました。

子ども達の中で実行委員が決まり、こそこそ準備するはずでしたがそこは子どものすること。

6年生もカンがいいので気づかれる・・・が空気を読んでくれて知らんふりをしてくれるのでした。

当日は1人体調が悪く来られなかった子がいましたが、公園でみんな遊びをして部屋に戻ってからはコマやけん玉の出し物を6年生に見てもらいました。

卒所を祝う会に歌うはずだった「大きくなっても」を歌ってこそこそ準備していたメッセージカードを渡しました。